2014愛ダービーの枠順
明日、6月28日の土曜日にカラー競馬場で行われるアイルランド・ダービーの枠順が発表されました。
1 ポンフェイ Ponfeigh
2 オーケストラ Orchestra
3 ファシネイティング・ロック Fascinating Rock
4 キングストン・ヒル Kingston Hill
5 オーストラリア Australia
6 ジェフリー・チョーサー Geoffrey Chaucer
7 キングフィッシャー Kingfisher
クラシックでは極めて少ない頭数と言えそうです。もちろんダービー馬オーストラリアが最終的にはこちらに参戦を決めたからですが、やって見なければ判らないのが競馬です。
7頭のうち4頭がオブライエン厩舎ということで、調教師としては4人の争いという珍しいクラシックになります。
オーストラリアに死角があるとすれば、本来は7月初めのエクリプス・ステークスを予定していたものの、主戦のジョセフ・オブライエンがアスコットで課せられた騎乗停止期間に当たるため、1週間前倒ししてこちらに回ってきたことでしょう、ダービーの疲れが残っている可能性も無いとは言えません。しかしそれは他のメンバーにも言えることで、エプサムを走らなかったのは新星ポンフェイだけですね。
オーストラリアを破る1番手としては、やはりダービー2着のキングストン・ヒルでしょうか。2000ギニーでも8着しており、今回が3度目の対決。距離が伸びて差が縮まっていること、カラー競馬場の方がエプサム以上に力が必要という点が逆転の要素。
ダービー8着のファシネイティング・ロックは、正直な所もう少し馬場が悪化してくれればチャンスがあるという感じ。オックス厩舎のポンフェイは2連勝の上がり馬ですが、メンバー中最も可能性が低いと見るのが順当でしょう。
オーストラリア以外のオブライエン2頭も決してメンバーを集めるために参戦したわけではなく、ジェフリー・チョーサーにしてもオーケストラにしても、ダービー着外はほとんど競馬をしていなかったということ。2戦続けてダービーに挑戦するにはそれなりの評価があってのことと思われます。
なおオブライエンの4頭については、つい先ほどジョッキーが発表され、もちろんオーストラリアにはジョセフが騎乗します。ジェフリー・チョーサーにはヘファーナン、キングフィッシャーにオダナヒュー、オーケストラには若手のマイケル・ハッセーが選ばれました。
英愛ダービー連覇を達成したのはここまで16頭。特に最近の3頭は全てオブライエン師が管理してきた馬たちです。やはりオーストラリアの連覇が見所でしょうか。
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