芝もダートも

4月第3週のアメリカ競馬も金曜日から日曜日まで、GⅠこそ無いものの連日のようにG戦が行われます。

4月17日はキーンランド競馬場の一鞍、ダート・コースでダブルドッグデア・ステークス Doubledogdare S (GⅢ、4歳上牝、8.5ハロン)。2頭が取り消して7頭立て。本命になる筈だった去年のケンタッキー・オークス2着馬マイ・ミス・ソフィア My Miss Sophia が取り消したため、カナダのG戦で好走してきたデセブティヴ・ヴィジョン Deceptive Vision が6対5の1番人気。
ブービー人気(31対1)のトゥエンティー・イン・ワン Twenty in One が逃げ、デセブティヴ・ヴィジョンは4番手待機。直線、外に持ち出した本命馬がそのまま突き抜けると思われましたが、意外にもズブさを見せて4頭が並ぶ混戦。最外のデセブティヴ・ヴィジョンが、前半大きく離れた後方2番手から思い切り内ラチ沿いをこじ開けるように衝いた4番人気(9対2)ルナー・サージ Lunar Surge を頭差抑えて優勝。半馬身差で2番手追走の3番人気(7対2)ブルー・ヴァイオレット Blue Violet が3着。4着もハナ差の大接戦でした。
マルコム・ピアース厩舎、ジョン・ヴェラスケス騎乗のデセブティヴ・ヴィジョンは、前走10月カナダのE・P・テイラー・ステークス(カナダ芝GⅠ)3着以来の休み明け。去年9月にはウッドバイン競馬場(カナダ)で芝のGⅡ戦(カナディアン・ステークス)に勝っており、これまでは芝馬のイメージでした。今回はダート・コースでもG戦に勝ち、脚質に幅があることを証明しました。5歳馬ながら通算成績も9戦5勝2着2回3着2回と一度も掲示板を外しておらず、堅実そのもの。

 

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