大混戦のウイルシャー

昨日の日曜日は、GⅢウィークの締めとしてサンタ・アニタ競馬場でウイルシャー・ステークス Wilshire S (芝GⅢ、3歳上牝、8ハロン)が行われました。一昨年まではハリウッド競馬場で行われてきた古馬牝馬の芝コース1マイル戦です。firm の馬場に有力視されていた2頭が共に取り消しての6頭立て。最初から大混戦が予想される中、サンタ・アニタで一般ステークス(ウィッシング・ウェル・ステークス)と芝の1マイル・アローワンス戦を2連勝中のバードラヴァー Birdlover が9対5の1番人気。
各馬一斉のスタートから、6頭がほぼ一団で固まるコンパクトな展開。人気のバートラヴァーがハナに立つ形となり、各馬の恰好の目標に。直線では5番人気(7対1)のユジール Uzziel ただ1頭だけが置かれる形となり、5頭がほぼ横一線でゴールに雪崩れ込み、写真判定に。結果、優勝は後方2番手から思い切って最内を衝いた2番人気(5対2)のブリングイズマイシング Blingismything で、ハナ差で最後方から大外を追い込んだ4番人気(6対1)のスムーヴ・イット Smoove It が2着、頭差でバードラヴァーが3着。以下4着3番人気(3対1)インデサイズ Indecise 、5着最低人気(10対1)スカイ・トレジャー Sky Treasure までほとんど差の無い接戦でした。
エリック・クルリジャック厩舎、タイラー・ベイズ騎乗のブリングイズマイシングは、これで通算10戦4勝2着2回3着3回となる5歳馬。今期はラス・シネガス・ステークス(芝GⅢ)、ブエナ・ヴィスタ・ステークス(芝GⅡ)と連続して3着しており、ステークス初勝利を飾ると共に、待望のG戦初勝利となりました。

 

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