単なる短距離の追い込み馬じゃなさそう

昨日の5月10日、アメリカ競馬のG戦はサンタ・アニタ競馬場のラザロ・バレラ・ステークス Lazzaro Barrera S (GⅢ、3歳、7ハロン)一鞍だけでした。1頭が取り消して6頭立て。4月12日にサンタ・アニタで行われた一般ステークス(サン・ペドロ・ステークス)からの出走メンバーが多く参戦してきましたが、勝ったヤニス Yiannis を抑えてイーヴンの1番人気に支持されたのは3着だったケンタッキアン Kentuckian の方。ヤニスは3対1の2番人気でした。
前走もスピードに任せて逃げ切ったヤニスが逃げましたが、今回は4番手から3番手へと徐々に進出した本命ケンタッキアンが第4コーナーで外からヤニスに並び掛けると、直線では後続を一方的に引き離し、後方2番手を進んだ5番人気(13対1)のフォレスト・ブルー Forest Blue に6馬身4分の1の大差を付ける圧勝でした。2馬身4分の1差で最後方から追い込んだ微差2番人気(3対1)のザ・ゴンパー The Gomper が3着に入り、ヤニスは4着とバテています。
ジェリー・ホーレンドルファー厩舎、マイク・スミス騎乗のケンタッキアンは、今年3月7日にゴールデン・ゲート競馬場の6ハロン戦で2着に11馬身差を付けて圧巻のデビュー勝ちを収めた馬。前走2走目のサン・ペドロで追い込むも不利があって2着でした。これが未だ3戦目、次走は8.5ハロンのアファームド・ステークス(GⅢ)に向かう由。もしそこも勝つようなら、父ティズナウ Tiznow が歩んだと同じ道、BCクラシックに向かう器かも知れません。

 

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