アイルランドにも新たな3歳短距離G戦

6月最初のヨーロッパ・パターン戦は、1日にアイルランドのナース競馬場で行われたラッケン・ステークス Lacken S (GⅢ、3歳、6ハロン)。初めて名前を知った一戦ですが、これも短距離路線改革のために今年からG戦に格上げされたもので、確か今年が2回目のレースそのものも新しい重賞競走です。

馬場は good to yielding 、1頭が取り消して5頭立て。牡馬3頭対牝馬2頭という組み合わせで、11対8の1番人気に支持されたのは、前走ここナース競馬場で一般戦に勝ってきた牡馬のトスカニーニ Toscanin 。去年9月のナショナル・ステークス(GⅠ)2着馬で、その時勝ったのがあのグレンイーグルス Gleneagles ですから、それに引っ張られての人気という面もあったでしょう。
しかしトスカニーニはゲートの出も悪く、逃げる3番人気(7対2)ザ・ハッピー・プリンス The Happy Prince の3番手を追走しましたが、騎手との折り合いも難しい様子。チーム・オブライエンのザ・ハッピー・プリンスも良く粘りましたが、最後方に控えていた2番人気(5対2)の牝馬アンセム・アレキサンダー Anthem Alexander が苦手の重馬場にも拘わらず末脚を発揮、逃げ馬を1馬身差捉えて新設G戦の初代勝馬に輝きました。1馬身4分の3差でトスカニーニが何とか3着。

エディー・ライナム厩舎、パット・スマーレン騎乗のアンセム・アレキサンダーは、去年のロイヤル・アスコットでクィーン・メアリー・ステークス(GⅡ)に勝った実力上位の存在。その後もラウザー・ステークス(GⅡ)3着、チーヴリー・パーク・ステークス(GⅠ)2着と何れもティッギー・ウィッギー Tiggy Wiggy と好勝負してきました。今回2番人気に甘んじていたのはシーズン初戦と、彼女自身が嫌っている馬場の所為で、陣営としても様子見的な出走だったのは間違いありません。
しかし複数の死角を克服しての勝利、来るアスコットのコモンウェルス・カップのオッズは8対1に上がっています。アンセム・アレキサンダーはキングズ・スタンド・ステークスにも登録があり、実際には当日の天候や相手関係を見て使うレースを選ぶものと思われます。

 

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