出番の少ない3歳馬限定のG戦
ということで、昨日はデル・マー競馬場で3歳馬限定のラ・ホヤ・ハンデキャップ La Jolla H (芝GⅢ、3歳、8.5ハロン)が行われました。日本では3歳馬限定戦は秋のクラシックとそのトライアルだけになっている時期ですが、アメリカでは未だ古馬との対決を避けたい傾向があり、このレースにも1頭が取り消したものの、ダート戦で走ってきた馬を含めて9頭が出走してきました。7対5の1番人気に支持されたのは、三冠馬アメリカン・フェイロー American Pharoah にただ一度土を付けた(アメリカン・フェイローのデビュー戦5着の際の勝馬)ことのあるオム Om 。
そのオムが逃げましたが、3番手に付けていた2番人気(2対1)のプロスペクト・パーク Prospect Park が第3コーナーから一気にスパート、先頭で第4コーナーを回ると、そのまま粘るオムに4馬身4分の1差を付ける完勝です。更に2馬身半差で5番人気(13対1)のロイヤル・アルバート・ホール Royal Albert Hall が3着。
クリフォード・サイズ厩舎、ケント・デサーモ騎乗のプロスペクト・パークは、前走ロス・アラミトス・ダービー(GⅡ)でハナ差の2着だった馬で、一時はケンタッキー・ダービー候補だった存在。やはり同世代の馬相手のレースを探し、今回が芝コースは初体験でした。皮肉なことにG戦初勝利が芝コースでのもの。勢いを駆って9月6日のデル・マー・ダービー(芝GⅡ)を狙うとのこと。
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