2016年フランス平場G戦も開幕

アイルランドで今年最初のG戦が行われた同じ日曜日、フランスの平場シーズンもサン=クルー競馬場のエクスバリー賞 Prix Exbury (GⅢ、4歳上、2000メートル)で幕を開けました。こちらも例年の開幕カードです。

アイルランド同様馬場は重く、good to soft 。7頭が出走してきましたが、比較的冬競馬が盛んなフランスのこと、4頭が既にシーズン当初から実戦を叩かれて仕上がっている馬。しかし7対5の1番人気に挙げられていたのは、これがシーズン初戦の4歳馬で、グレフュール賞(GⅡ)勝馬で仏ダービー5着の実力馬サンバル Sumbal でした。
4番人気(63対10)のガーリンガリ Garlingari が逃げ、サンバルは2番手追走。残り1ハロンで前を交わしたかに見えたサンバルでしたが、逃げ馬が渋太く差し返し、結局ゴールではガーリンガリがサンバルを半馬身抑えていました。1馬身差で去年の勝馬、5番人気(13対2)だったアフェール・ソリテール Affaire Solitaire が3着。2番人気(33対10)でドラー賞(GⅡ)勝馬のフリー・ポート・ラックス Free Port Lux は4着、英国から遠征したヨーク・ステークス(GⅡ)勝馬で3番人気(53対10)、前走ウインター・ダービー(GⅢ)5着のタリアス Tullius も5着に終わっています。

勝ったガーリンガリは、シリュス・デ・ゼーグル Cirrus des Aigles の調教師で有名なコリーヌ・バランド=バルブ夫人が管理する5歳せん馬。ステファン・パスキエが騎乗していました。
勝鞍は去年秋リヨン競馬場のリステッド戦(2400メートル)以来ですが、その間冬場のカーニュ・シュル・メール競馬場を含めて2着が4戦続いていました。もちろんG戦は初勝利となります。

 

Pocket
LINEで送る

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください