ダブルドッグデアのサプライズ
今週と来週のアメリカ競馬はダービー・オークスを控えて1年でも最も静かなシーズン、昨日はキーンランド競馬場でG戦が一鞍行われています。
それがダブルドッグデア・ステークス Doubledogdare S (GⅢ、4歳上牝、8.5ハロン)。fast の馬場に1頭が取り消して8頭立て。去年のBCディスタッフ以来となるGⅠ馬(コーティリオン・ステークス)アイム・ア・チャッターボックス I’m a Chatterbox が1対2の断然1番人気に支持されていました。相手になりそうな馬は見当たらないメンバー。
3番人気(7対1)のホワイト・クローヴァー White Clover が逃げましたが、2番手を追走していた5番人気(25対1)のブルックリンズウェイ Brooklynsway が3~4コーナーの中間でこれを捉えると、直線では一気に後続を突き放す快走。4番手を進んだアイム・ア・チャッターボックスも隙間を探しながら内を衝いて追い込みましたが、スムースに走ったブルックリンズウェイを1馬身4分の1差捉えられず2着に終わるサプライズでした。4分の3差で5番手から伸びた2番人気(7対2)のアー・チョコレート Ahh Chocolate が3着。
バーナード・フリント厩舎、ロビー・アルバラード騎乗のブルックリンズウェイは、去年まではカナダのウッドバイン競馬場のみで走っていた4歳馬。2歳時と3歳時に夫々ウッドバインの一般ステークスを2勝づつしていましたが、アメリカでダート・コースを経験するのはこれが2戦目。前走フェア・グラウンズの泥馬場では4着でしたが、今回は乾いたコースで初経験もものともせずG戦初勝利を挙げました。フリント師がキーンランドで勝ったのは2010年のアルシバイアディーズ・ステークスをランウェイ・モデル Runway Model で制して以来のことだそうです。
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