3頭立てのGⅢ戦

5月15日はフランスでクラシック・レースが行われましたが、先にアイルランドのG戦一鞍から片付けちゃいましょう。フランスのギニーはそのあと別稿で。

ネイヴァン競馬場で行われたヴィンテージ・クロップ・ステークス Vintage Crop S (GⅢ、4歳上、1マイル6ハロン)は good to firm 、所により good の馬場で行われましたが、当初4頭の登録から1頭が取り消してしまい、何と3頭立て。
1対9のほとんど配当も付かないような1番人気に支持されたボンダイ・ビーチ Bondi Beach は去年のセントレジャーで審議の末に一旦は勝馬として確定した馬。その後の異議申し立てで結局は入線通り2着になりましたが、ここでは実績は断トツです。なお日本人調教師でアイルランドでライセンスを獲得している児玉敬(Takashi Kodama)厩舎のシルヴァーナ Silwana も出走してきましたが、14対1の3番人気、というか最低人気です。

そのシルヴァーナが逃げましたが、3頭の最後に付けていたボンダイ・ビーチが抜け、2番手で2番人気(8対1)のトー・ザ・ライン Toe The Line に手古摺りながらも1馬身半差で優勝。4馬身半差でシルヴァーナ3着とオッズ通りの結果でしたが、勝馬は1対9ほどの楽勝じゃありませんでした。
エイダン・オブライエン厩舎、シーマス・ヘファーナン騎乗のボンダイ・ビーチは、去年のセントレジャーのあとはメルボルン・カップに遠征して24頭立ての16着でシーズン終了。今期は既にライムリック競馬場のリステッド戦(マーチン・モロニー・ステークス)に勝っており、アスコットのゴールド・カップが目標でしょう。フランス出張中の父に代わって対応した息子の元ジョッキー、ジョセフは直行かもう一叩きかについては未定との答えでした。

 

 

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