シャノン師、アイルランドでもG戦勝ち

ダービー・デイの6月4日、アイルランドのカラー競馬場でもG戦が一鞍行われました。バリオーガン・ステークス Ballyogan S (GⅢ、3歳上牝、6ハロン)。アイルランドはヨーロッパ各地とは対照的に好天が続いているようで、馬場は散水を施しても何とか good to firm の状態。日本なら“時計の出る良馬場”ということでしょう。

リステッド戦に連勝、前走グリーンランズ・ステークス(GⅡ)では重馬場に泣いて7着に終わっていたフォート・デル・オロ Fort Del Oro が、良馬場になったここでは、ということで11対4の1番人気。
先週ラッケン・ステークス(GⅢ)に勝ったばかりで2番人気(7対2)のオンリー・マイン Only Mine がここでも逃げましたが、5番手を進んでいた6番人気(12対1)のディヴァイン Divine と、7番手追走の本命フォート・デル・オロが急襲。ディヴァインの脚が勝り、フォート・デル・オロに3馬身半差を付ける完勝でした。半馬身差でオンリー・マインが3着に入り、去年の勝馬で4番人気(9対2)だったアイニッペ Ainippe は8着惨敗。

これがG戦初勝利となるディヴァインは、英国からミック・シャノン師が送り込んだ5歳馬。シャノン師はこの日、エプサムでもエプサム・アイコン Epsom Icon でプリンセス・エリザベス・ステークス(GⅢ)に勝っており、イギリスとアイルランドでG戦勝ちという喜びの一日となりました。更にフランスでもツァーボ Czabo でリステッド戦に勝ったということで、3か国で同時重賞という珍しい記録にもなりそう。
こちらはローナン・ウィーラン騎乗。今期はドバイで3戦して未勝利、前走ノッティンガムのリステッド戦でも6着でしたが、「時計の出る馬場」こそが同馬の持ち味なんでしょう。

 

 

Pocket
LINEで送る

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください