古馬が3歳を圧した短距離戦

7月16日は愛オークス当日でしたが、英国のニューバリー競馬場でもハックウッド・ステークス Hackwood S (GⅢ、3歳上、6ハロン8ヤード)が行われています。
馬場は good to firm と固く、1頭が取り消して12頭立て。半数の6頭が3歳馬でしたが、11対4の1番人気に支持されたのは、4歳せん馬のザ・ティン・マン The Tin Man 。G戦勝ちはありませんが、前走ロイヤル・アスコットでダイヤモンド・ジュビリー(GⅠ)に挑戦した(9頭立て8着)厩舎の評価が高い1頭です。

8番人気(16対1)のウォッチャブル Watchable が逃げ、出遅れたザ・ティン・マンは後方から。同じくスロー・スタートから後方を進んだ9番人気(20対1)のディヴァイン Divine と共に追い上げた本命馬、ディヴァインを頭差抑えて期待に応えました。1馬身4分の3馬身差で中団から伸びた9番人気で並んだ(20対1)3歳馬のラウクース Raucous が3着。3歳ではこのラウクースが最先着で、あとの5頭は7着から11着まで独占という完敗に終っています。
ジェームス・ファーンショウ厩舎、トム・クィーリー騎乗のザ・ティン・マンは、去年の終戦となったアスコットのチャンピオンズ・スプリント・ステークス(GⅠ)で4着したほどの馬。今期はウインザーのリステッド戦に勝って始動し、前走がロイヤル・アスコットでの敗退。この敗戦で先のジュライ・カップは回避して、確実にここでG戦初勝利。しかし目標はあくまでも秋のスプリント戦で、今年もアスコットのチャンピオンズ・スプリントを目標にしています。

 

 

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