開業3年目で平場G戦初勝利

10月7日にオープンしたキーンランド競馬場の秋開催、今週も木曜日から日曜日までの4日間は日替わりで1鞍づつのG戦が組まれています。

昨日の10月20日は芝長距離のシカモア・ステークス Sycamore S (芝GⅢ、3歳上、12ハロン)が行われました。雨が降って馬場は good 。3頭が取り消して12頭立てとなり、アーリントン・ミリオン(芝GⅠ)4着の実績が買われて6歳馬のグリーングラスオブヨーミング Greengrassofyoming が4対1、僅かの差で1番人気。
8番人気(12対1)のワン・ゴー・オール・ゴー One Go All Go がゆったりとした流れで先頭に立ち、コースを2周しながら直線。前半は後方4番手に控えていた7番人気(9対1)のリナウン Renown が第3コーナーで外から進出し、直線の叩き合いで4番手追走から内ラチ沿いを伸びる4番人気(6対1)のビッガー・ピクチャー Bigger Picture をハナ差抑えて優勝。3番手を進んだ5番人気(8対1)のバラーズ・アレー Bullards Alley が2頭の間を衝いて半馬身差の3着に食い込みました。人気のグリーングラスオブヨーミングは、中団を進むも伸びず11着敗退。
エリザベス・ヴォス Elizabeth Voss 厩舎、エンジェル・クルーズ騎乗のリナウンは、これがG戦初勝利となる5歳せん馬。3歳まではアイルランドでデルモット・ウェルド師が管理しており、2300メートルの未勝利戦に勝っていました。去年からアメリカに転じ、4歳時はアローワンス戦で2勝。今期は7月にデラウェアで一般ステークス(ケープ・ヘンローペン・ステークス、芝8.5ハロン)、前走9月にもローレルの一般ステークス(ローレル・ターフ・カップ、芝8.5ハロン)に勝ち、連勝でのG戦初制覇です。管理する女性調教師ヴォスさんは今年が開業3年目。これまで障害馬を調教してGⅠ戦も制していましたが、平場のG戦は初勝利です。詳しい経歴などは未調査ですが、フェースブックを見ると、どうやら猫好きな方のようですね。

 

 

Pocket
LINEで送る

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください