何処へ行く、サンタ・バーバラ

前日は芝のマイル戦が3鞍も重なったアメリカ競馬、昨日の日曜日はサンタ・アニタ競馬場でサンタ・バーバラ・ステークス Santa Barbara S (芝GⅢ、3歳上牝、12ハロン)一鞍だけが行われました。

そもそもカリフォルニア州の競馬は数年前にハリウッド競馬場が閉鎖され、それ以降は混乱続き。サンタ・アニタが後を引き継ぐかと思えば、ロス・アラミトスが名乗りを上げたり、夏競馬だけだったデル・マーも夏以外にも開催を行ったりと。
近年は競馬熱が醒めてしまった感のあるカリフォルニアを象徴するようなレースがサンタ・バーバラで、1995年まではGⅠのハンデ戦だつたものが現在はGⅢ。更に去年は施行されず、今年は2年振りのレースという有様。
馬場は firm 、1頭が取り消して8頭立てとなりましたが、9対5の1番人気に支持されたのは、アローワンス戦を2連勝中のプラース・デ・ヴォージュ Place des Voges という馬。G戦の経験はありません。

6番人気(17対1)のレスポンシヴルフォーラヴ Responsibleforlove が飛ばし、後続に8馬身差の大逃げ。人気のプラース・ド・ヴォージュは最後方から追い込みに賭けましたが、2番手を追走していた3番人気(3対1)のイーヴォ・カンポ Evo Campo が第4コーナーで逃げ馬を飲み込むと、粘るレスポンシヴルフォーラヴに2馬身4分の1差を付けて優勝。後方2番手から猛追した2番人気(5対2)のエストレチャーダ Estrechada がハナ差の3着に入り、プラース・ド・ヴォージュも伸びたものの4着まで。
パトリック・ギャラガー厩舎、ラファエル・べハラノ騎乗のイーヴォ・カンポは、これがG戦初勝利となる5歳馬。2歳時は英国で走って1戦1勝でしたが、3歳からはアメリカで競馬。去年6月にサンタ・アニタの一般ステークス(ポシブリー・パーフェクト・ステークス、芝の1マイル半)でステークス初挑戦で初勝利を果たし、G戦初挑戦となる前走3月のサンタ・アナ・ステークス(芝GⅡ)は5着でした。

 

 

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