こちらも波乱のミュンスター・オークス

フランスが先になりましたが、6月18日にアイルランドのコーク競馬場で行われたミュンスター・オークス Munster Oaks (GⅢ、3歳上牝、1マイル4ハロン)を紹介しましょう。オークスと言っても古馬も出走できる混合戦です。

馬場は good to firm 、コーナーのあるコースは所により good という馬場状態に10頭が出走。G戦は未勝利ながらカラーのハンデ戦とリステッド戦に連勝して成長著しい4歳馬グラマラス・アプローチ Glamorous Approach が9対4の1番人気。
4番人気(11対2)のキー・トゥー・マイ・ハート Key To My Heart が逃げ、2番手を進んだグラマラス・アプローチが残り2ハロンで先頭に立った所に、5番手に付けていた5番人気(9対1)の3歳馬バタフライズ Butterflies が迫って2頭の争い。しかしこの2頭を割って伸びたのが、7番手で待機していた8番人気(20対1)の伏兵サンタ・モニカ Santa Monica 、最後はバタフライズに首差で競り勝つサプライズとなりました。グラマラス・アプローチは1馬身4分の1差遅れての3着。

勝馬を管理するチャールズ・オブライエン師は、エイダン・オブライエンとは血縁関係じゃありません。ビリー・リーが騎乗。
人気薄も当然で、勝鞍は去年5月の未勝利戦以来となる2勝目。しかし初勝利の次のレースとなったガリニュール・ステークス(GⅢ)で2着しており、G戦での実績と言う意味では本命馬より上だったのかも。4歳となる今期はゴウランのリステッド戦で9着、カラーの一般戦での4着を経、シーズン3戦目でのG戦初制覇となりました。

 

 

 

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