フランスはダブル成らず

一方、日曜日のフランスもメゾン=ラフィット競馬場でG戦2鞍。こちらも秋を見据えた馬たちが登場する見落とせない一戦です。馬場は good 。

遅れてきた3歳馬たちが集うユージェーヌ・アダム賞 Prix Eugene Adam (GⅡ、3歳、2000メートル)は8頭立て。この時点でも無敗馬が2頭出走してきました。5対2の1番人気に支持されたアファンデム Afandem はジャン=クロード・ルジェ厩舎の3戦3勝、前走コンピエーニュのリステッド戦に勝ち、ここがG戦初挑戦となります。
7番人気(28対1)のバック・オン・ボード Back On Board が逃げ、2番手を進んだ6番人気(98対10)のフィンチ Finche が残り2ハロンで先頭に立つと、3番手から追い上げた本命アファンデムに半馬身差を付ける逆転勝ち。後方から追い込んだ4番人気(66対10)のアヴィリウス Avilius が1馬身4分の1差で3着に入っています。

勝ったフィンチはアンドレ・ファーブル厩舎、ヴィンセント・シャミノー騎乗で、これが未だ3戦目。5月14日にドーヴィルで1600メートル戦にデビュー勝ちし、前走は本命アファンデムが勝ったコンピエーニュのリステッド戦での3着でした。それ故に逆転勝ちだったことになります。ハーリッド・アブダッラー氏のジャドモント・スタッドがオーナー、加えて父はフランケル Frankel 。これから秋に向けて更なる成長が期待されます。

続いては3歳・古馬混合のマイル戦、メッシドール賞 Prix Messidor (GⅢ、3歳上、直線1600メートル)。1頭が取り消して6頭立てとなり、3歳馬2頭対古馬4頭。7対10の1番人気に支持されたのは、アンドレ・ファーブル厩舎のアル・ヴケイア Al Wukair 。忘れたかもしれませんが、今年の2000ギニーに遠征して3着だった馬。敢えて仏ダービーでブラムトー Bramtot との対決を避けてここまで待っていました。
レース展開の情報が未着ですので結果だけを紹介しておくと、勝ったのは2番人気(21対10)のターリーフ Taareef で、アル・ヴケイアは2馬身差の2着。3番人気(8対1)のアタンデュ Attendu が更に2馬身差で3着でした。

勝ったターリーフは、ご存知ジャン=クロード・ルジェ師が管理し、イオリッツ・メンディザバルが騎乗した4歳馬。前走ベルトラン・デュ・ブレイユ賞(GⅢ)に勝ったペナルティーを克服しての勝利でした。3歳の終戦をダニエル・ウイルデンシュタイン賞(GⅡ)優勝で飾っており、今期は前走から始動してのG戦2連勝。次は間違いなくジャック・ル・マロワ賞でGⅠ戦初制覇を目指します。
一方のアル・ヴケイア、次は何処に向かうかは分かりませんが、ファンが期待しているのは2冠馬ブラムトーとの対決でしょう。それこそが今期フランス競馬の最大の話題かも知れません。

ところで今回、アル・ヴケイアには負傷した主戦騎手グレゴリー・ブノワに替わって前日愛オークスを制したランフランコ・デットーリが呼ばれての騎乗。デットーリはユージェーヌ・アダム賞でも2着のアファンデムに騎乗しており、2鞍のG戦は何れも2着でした。
またユージェーヌ・アダム賞を制したファーブル師は、メッシドール賞では2着。メッシドール賞に勝ったルジェ師がユージェーヌ・アダム賞では2着と、色々な意味でG戦ダブルのニアミスが続いたフランスの日曜日でした。

 

 

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