良馬場でグローリアス開催の無念を
8月27日は日曜日でしたが、英国では珍しい日曜日のG戦、グッドウッド競馬場でシュープリーム・ステークス Supreme S (GⅢ、3歳上、7ハロン)が行われています。8月初旬のグローリアス・グッドウッドは雨に祟られましたが、最終日曜日は好天に恵まれ、馬場も good 、所によっては good to firm と夏の名残の高速コースとなりました。
逆に固い馬場は苦手と言う3頭が取り消して6頭立て。去年のグローリアス開催でレノックス・ステークス(GⅡ)を制したダッチ・コネクション Dutch Connection が13対8の1番人気。今年のレノックスにも2連覇を目指して参戦する予定でしたが、馬場が悪いために回避、ここまで待った経緯があります。
2番人気(9対4)のサラティーン Salateen が強いペースで飛ばし、これを2番手に付けた本命馬にとっては願ったり叶ったり。残り1ハロン半で逃げ馬を捉えると、そのまま2馬身差で目論見通りの快勝です。3番手を追走していた4番人気(7対1)のヴァイカウント・バーフィールド Viscount Barfield が1馬身差の3着。
チャールズ・ヒルズ厩舎、ジム・クロウリー騎乗のダッチ・コネクションは、去年のレノックス以来の勝利となる5歳馬。海外遠征も豊富で、今期はクィーン・アン・ステークス(GⅠ)6着から始動して前走カラーのミンストレル・ステークス(GⅡ)遠征でも6着。
同馬が得意とする7ハロン戦、秋はドンカスター競馬場にパーク・ステークス(GⅡ)、ニューマーケット競馬場にはチャレンジ・ステークス(GⅡ)があり、シャンティーのフォレ賞(GⅠ)もあるという具合で、あくまでも重馬場にならないことが条件ですが、未だ活躍の場は残されています。
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