ケンタッキー・ダウンズにも競馬の祭典

先週で夏競馬が終了したアメリカ、今週は秋に向けての一休みと言うか、G戦は次の3鞍でけと静かな週末です。

9月9日にG戦が行われたのはケンタッキー・ダウンズ競馬場だけ。例年この競馬場ではケンタッキー・ターフ・カップが唯一のG戦でしたが、今年から新たに芝のG戦が2鞍追加され、一種の芝フェスティヴァルの趣になりました。
firm の馬場で行われた3鞍をレース順に紹介すると、最初のケンタッキー・ダウンズ・レディーズ・ターフ Kentucky Downs Ladies Turf (芝GⅢ、3歳上牝、8ハロン)は今年からGⅢに格上げされた一つで、2頭が取り消して6頭立て。GⅠ戦に3勝している実力馬ミス・テンプル・シティー Miss Temple City の参戦を見て4対5の圧倒的1番人気。
2番人気(3対1)ジペッサ Zipessa の逃げを2番手でマークしたミス・テンプル・シティー、難なく抜け出すと、逃げたジペッサに首差で初代レディーズ・ターフの勝馬となりました。3番手を進んだ同じ2番人気のリンダ Linda が3馬身差の3着。
グレアム・モーション厩舎、エドガー・プラード騎乗のミス・テンプル・シティーは、昨シーズンをメイトリアーク・ステークス(芝GⅠ)優勝で締め括り、今期は英国に遠征してクイーン・アン・ステークス(GⅠ)で13着惨敗。帰国初戦の前走7月末のマッチメーカー・ステークス(芝GⅢ)3着を一叩きされての復調を印象付けました。

続いては、これもG戦として第1回となるケンタッキー・ダウンズ・ターフ・スプリント Kentucky Downs Turf Sprint (芝GⅢ、3歳上、6.5ハロン)。新設か格上げかは未調査ですが、1頭が取り消しての10頭立て。前走サラトガのアローワンス戦2着だった古豪ホギー Hogy が5対2の1番人気。
8番人気(45対1)のインディー・ヒル Indy Hill の逃げ。7番手で待機したホギーが期待に応えて抜け出すと、3番手で先行していた2番人気(5対2)のコメンド Commend に半馬身差を付けて優勝、人気通りで収まっています。5番手を進んだ4番人気(4対1)のアンドラフテッド Undrafted がハナ差の3着。
マイケル・メイカー厩舎、フロラン・ジェルー騎乗のホギーは、2013年にアーリントンのハンシン・カップ(GⅢ)に勝ったことのある8歳せん馬。デビューからいきなり3連勝したこともある実績がありましたが、近年はG戦勝鞍に恵まれていませんでした。

そして従来からG戦に格付けされてきたのが、この競馬場の最大イヴェントでもあるケンタッキー・ターフ・カップ Kentucky Turf Cup (芝GⅢ、3歳上、12ハロン)。フルゲートを超える14頭の登録がありましたが、結局オーヴァーした2頭が除外となって12頭立て。前走アメリカン・セントレジャー(芝GⅢ)を制したポステュレーション Postulation が5対2の1番人気。
10番人気(54対1)のワン・ゴー・オール・ゴー One Go All Go がスローペースで逃げ、ヨーロッパ的な競馬に。勝負は直線の差し脚比べとなり、7番手を進んでいた2番人気(7対2)のオスカー・ノミネイテッド Oscar Nominated が追い込み、3番手を進んだ本命ポステュレーションを頭差捉えての差し切り勝ちでした。8番手から猛追した4番人気(5対1)のムクテイザー Muqtaser が半馬身差の3着。
スプリントに続いてマイケル・メイカー厩舎、ジュリアン・ルパルー騎乗のオスカー・ノミネイテッドは、去年9月にここケンタッキー・ダウンズで一般ステークスに勝って以来の久々の勝ち星となる4歳せん馬。3歳時にはスパイラル・ステークス(芝GⅢ)にも勝っており、最近はターフ・クラシック3着、ユナイテッド・ネイションズ7着、アーリントン・ミリオン8着と何れも芝のGⅠ戦を戦ってきており、飛車角落ちのここでは実力上位ということでしょう。

 

 

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