ベートーヴェン・ピアノ協奏曲づくし!(オンライン)
昨日は外出していてライヴ配信は間に合わなかったコンサート。帰宅してパソコンに向かうと、第4協奏曲の最後のところでした。
今日(8月7日)の昼からスタートしたアーカイヴ配信を見て改めてブログを書いています。ベートーヴェン生誕250年を記念して組まれたピアノ協奏曲づくし。3曲を夫々異なる3人のピアニストが弾くという、一粒で三度美味しいコンサートと言えるでしょう。
ベートーヴェン/ピアノ協奏曲第1番
~休憩(15分)~
ベートーヴェン/ピアノ協奏曲第4番
~休憩(15分)~
ベートーヴェン/ピアノ協奏曲第5番
管弦楽/神奈川フィルハーモニー管弦楽団
指揮/渡邊一正
ピアノ/黒木雪音(第1番)
ピアノ/阪田知樹(第4番)
ピアノ/清水和音(第5番)
今年のフェスタサマーミューザでは数多くのピアニストが聴けるのも楽しみの一つで、合計8人のピアニストが登場したことになりますね。特にこの日は一日で3人、それこそ3人3様のピアニズムが楽しめました。
3人には個別にインタヴューが行われていて、事前に収録されたものが夫々の演奏前に放映される仕組み。このインタヴューに各自の個性が出ていましたが、特にトリの清水和音は大物感充分。司会の竹平晃子が頻りに意識高い系の話題に持っていこうとするのですが、清水はどこ吹く風。このやり取りに思わず笑ってしまいました。
会場ではそれとは別にプレトークがあり、コンマスの﨑谷とフリーアナウンサーの竹平とのトーク。かなり長く話し込んでいましたが、﨑谷の受け答えが中々含蓄に富んだもので、改めてこのコンマスに感心した次第。
協奏曲の演奏そのものは、3人の今を良く反映した適切な割り振り。月並みな言い方ですが、黒木は瑞々しいベートーヴェンを、阪田は繊細な個性を浮き上がらせ、清水は正に皇帝による、皇帝らしい皇帝協奏曲を堪能させてくれました。黒木雪音というピアニストは初めて聴きましたが、良いですねエ~。いつかライブで接してみたい期待の若手です。
ミューザの配信システムも絶好調のようで、映像も音質も最高クラス。指揮の渡邊が時折発する唸り声もシッカリ聴こえてきました。彼ってこんなに唸る人でしたっけ。
ということで今夜は東京シティ・フィル。感想は明日にしましょうか。
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