カテゴリー: 自然

ヨウシュヤマゴボウ

私の意識の中では雑草の王者とも言えるのがヨウシュヤマゴボウです。 花期の頃はあまり目立ちませんが、果実が熟してくると俄然存在感を増してくるのがこれ。 今は未だ果実が白色のものが多いのですが、これが紫からほとんど黒に変わると、いよいよ毒々しい...

シロザ(アカザ)

これは決して多くはありません。散歩で見つかるのは極めた限られた場所。 最近改修された拙宅近くの公園でまとまって出ていましたが、つい先日に区の公園課の清掃が入り、根こそぎ無くなってしまいました。 行政の目から見れば雑草は“あっては...

ハゼラン

これは長い間名前が判らなかった雑草です。 雑草と呼ぶのは語弊があるかもしれませんが、拙宅の周りでは何処でも見かけるもの。どうやら明治時代に観賞用に導入されたものが逸出して野生化したようです。 名前が判らなかったのは、通常の野草図鑑の類には掲...

オヒシバとメヒシバ

前回のエノコログサに続いてイネ科の植物です。都会の道端に極めて普通に見られるのがオヒシバとメヒシバ。 例えば家を出て5分も歩けば、どちらも必ず目に入るはず。特に花期の夏から秋にかけては。今が盛りと言ってよいほど、そこら中に蔓延っています。 ...

今年のセミ事情

今年はセミの初鳴きを話題にしませんでした。日中外に出る機会が減ったのと、拙宅の周りにはセミが大合唱する環境が少ないからです。 それでも時々はセミの声を注意して聞いてきましたし、聞けば頭の中で自然に整理してしまうのは長年の習慣でしょうか。 セ...

エノコログサ

このところ急速にエノコログサが目立ってきました。ネコジャラシと言った方が判りが良いでしょう。 今頃から秋にかけて道端に普通に見られるもの。昔も今もエノコロの多さは変わりがないようです。 イネ科の植物は花が目立ちませんし、近似種との同定が難し...

ヒルガオとコヒルガオ

夏になると良く見かける花にヒルガオがあります。いわゆる朝顔形の花で色はピンク。その名の通り、昼に咲いて、夜は萎みます。朝の散歩で出遭うのは、その萎んだ状態が多いようですね。 今年改めて図鑑などに当って調べてみると、ヒルガオに良く似たコヒルガ...

珍客

先ほど。午前11時半頃のこと、窓外にホトトギスの声を聞きました。 広辞苑などでは、ホトトギスは“テッペンカケタカ”と鳴く、とありますが、私にはやはり“東京特許許可局”と聞こえます。 あまりにも...

ハキダメギク

公園の舗石の隙間、コンクリートの割れ目、軒下の片隅などにハキダメギクが目立ってきました。 漢字で書けば「掃溜菊」。如何にも“お前は雑草”と宣告しているような名前ですが、何と牧野富太郎博士の命名だそうです。 ということ...

空蝉

これは本来昨日の日記なんですが、書きそびれてしまいました。 タイトルは源氏物語ではなく、蝉の抜け殻のこと。「うつせみ」と読みまっせ、念のため。 去年までの私の日記には蝉の話題が度々登場し、初鳴き、鳴き収めを細かく記録していました。 今年蝉の...

オオミズアオ

気象庁は昨日、関東地方の梅雨明けを発表したそうで、今日も朝からグングン気温が上がっています。 夕べも寝苦しく、目が覚めたら午前4時。日の出を待って散歩に出てしまいました。 流石に5時から外をふらついている人は少なく、想像を逞しくすれば別荘地...

タマサンゴ

先週取り上げたイヌホオズキの続きです。今の季節、道端でよく見かけるもの。 イヌホオズキと同じくナス科の植物ですから、5弁の小さな白花を付けます。花弁が反り返えるのもソックリで、てっきり○○ホオズキとか、○○ナスビという名前だろうと思っていま...