カテゴリー: 音楽番組

ブロムシュテット×シフ

8月最終週のプロムス、スタートはドイツからの客演で最も歴史の長いオーレストラである名門ライプチヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団が名匠ブロムシュテットとオール・ベートーヴェンの王道プログラムを聴かせてくれました。 ソリストはサーの称号を戴くアンド...

ビチュコフ指揮BBC響

プロムスも最終盤になると世界的な名指揮者、海外の(もちろん英国から見て)著名団体が登場して有名曲・大作を次々と取り上げていくようになります。 28日のプロム57辺りからその傾向が見え始め、今回はホスト・オケのBBC響を首席客演指揮者のセミョ...

リトアニアから来た女性指揮者

先週の日曜日はマチネー・プロムスはありませんでしたから、素直に夜の部だけを聴きました。バーミンガム市響を新しい音楽監督が振るお披露目コンサートです。 8月27日 ≪Prom 55≫ モーツァルト/歌劇「魔笛」序曲 ハンス・エイブラハムゼン ...

ブダペスト祝祭管のオール・モーツァルト

プロムスも残るところあと2週間、26日はイヴァン・フィッシャーが指揮するブダペスト祝祭管弦楽団がオール・モーツァルト作品で登場しました。オール・モーツァルトと言っても最晩年の作品ばかりが並びます。 8月26日 ≪Prom 54≫ モーツァル...

次はぺトレンコのラフマニノフ

25日のロンドンも大変暑い日だったようで、私が5年前にプロムスに出掛けた日々が寒かったことを思い出すと、今年は何処も異常気象のようです。尤も5年前の寒さも異常でしたけどね。 23日はヴェデルニコフとハフが、24日はオルソップがラフマニノフを...

プロムスのサン・パウロ響

リオ・デ・ジャネイロのオリンピックは先週幕を閉じましたが、ロンドンでは未だその余韻が鳴り響いているようです。 今年のプロムスは隠れテーマとして南米特集がありますが、24日に行われたサン・パウロ交響楽団の公演は最も華やかな舞台だったかも知れま...

ロシアの夜

さて8月22日のプロム49はアメリカの名物プロデューサー、クインシー・ジョーンズへのオマージュということで、私には畑違い。 一日パスして23日のプロムに飛びます。火曜日のロンドンは猛暑だったようで、コメンテイターの第一声はそのことでした。こ...

ロイヤル・アルバート・ホールで連荘(3)

このタイトルは今年のプロムス3回目ですね。21日も昼の部、夜の部共に今年のテーマに沿ったもので、聴き逃してしまうのはモッタイナイ。 先ず昼は、 8月21日 ≪Prom 47≫ ピアーズ・ヘラウェル Piers Hellawell/Wild ...

ヴォルコフ指揮 BBCスコティッシュ

20日のプロムスはBBCスコティッシュ響のコンサート、現首席指揮者のランニクルスではなく、前任の首席イラン・ヴォルコフがグリゼイ、マーラー、モーツァルトを振りました。 ヴォルコフがこのオケの首席に就任した時は27歳でしたが、これは当時のBB...

プロムスの「マクロプーロス事件」

週末は他のジャンルが忙しく、プロムスから遠ざかっていました。それも一段落したのでネット中継再開です。 17日にバレンボイムとアルゲリッチの競演を楽しみましたが、翌18日はシェークスピア特集。ウォルトンやフィンジなど興味深い作品も並んでいまし...

二人の音楽巨人

17日のプロムスは、恐らく今年の全プログラムで最も人気が高かったコンサートじゃないでしょうか。バレンボイムとアルゲリッチという現代クラシック界を代表する二人の大音楽家が競演するのですから。 今年はブラジルの五輪と重なっていることもあり、プロ...

エルダー、絶品の「大地の歌」

8月16日のプロムスはハレ管の出番、巨匠エルダーのマーラーが最大の聴きモノでしょう。この日は3日連続で現代のチェロ協奏曲が演奏されるのも聴き所です。 8月16日 ≪Prom 41≫ ベルリオーズ/序曲「リア王」 コリン・マシューズ Coli...