カテゴリー: 音楽番組

プロムスの「後宮よりの逃走」

昨日のプロムスは、毎年グラインドボーン音楽祭がロイヤル・アルバート・ホールにセミ・ステージを設置して行われる引っ越し公演でした。今年の出し物は、 8月14日 ≪Prom 39≫ モーツァルト/歌劇「後宮よりの逃走」(セミ・ステージ、ドイツ語...

ヒンズー教から生まれた名曲たち

1945年生まれの作品、パリ生まれの作品と続けてきたプロムス、今回はインド哲学でもあるヒンズー教との繋がりが深い作品で構成されたプログラムを聴きました。 8月13日 ≪Prom 38≫ ジョン・フォウルズ John Foulds/3つのマン...

パリ生まれの作品たち

8月11日のプロムスはジャズ系の音楽でしたから当方は1回パスし、翌日のコンサートを聴きました。と言うことは正に昨日の夜行われたばかりの会で、これで完全に現地に追い付いたことになります。日本時間では今朝早朝まで放送されていました。 8月12日...

作曲から70年の名曲たち

今日はボーンマス響が登場したプロムスです。ブリテン、コルンゴルト、プロコフィエフと3人に特別な共通点は思い当りませんでしたが、実はこの3曲は全て1945年の作品という大カッコで括られるのですね。 言うまでもなく今年は終戦70年。去年のプロム...

古楽器による運命と幻想

8月9日のプロムスは、古楽器ファンにはロンドンに出掛けてでも聴きたかったコンサートでしょう。 8月9日 ≪Prom 33≫ ベートーヴェン/交響曲第5番      ~休憩~ ベルリオーズ/幻想交響曲  オルケストル・レヴォリューショネール・...

ナショナル・ユース管、マーラー第9に挑戦

引き続き8日のプロムスも聴いて、現地に追い付いちゃいましょう。 8月8日 ≪Prom 31≫ タンジー・デイヴィス Tansy Davies/Re-greening (世界初演) マーラー/交響曲第9番  英国ナショナル・ユース管弦楽団  ...

注目の若手指揮者

7日のプロムス、正直な所あまり期待せずに聴き始めましたが、最初から素晴らしい表現力に驚嘆。改めてこの指揮者は何者? という印象でコンサートを聴き通してしまいました。そのプログラムは、 8月7日 ≪Prom 29≫ モーツァルト/「イドメネオ...

ナッセン指揮、BBC響の詩的作品集

引き続きプロムス、先週木曜日のコンサートです。何処に焦点があるのか簡単には判らないプログラムですが、どうも詩や絵画などに触発された作品を並べたということのようでした。 指揮のナッセンは確かN響にも登場した筈ですが、個人的にはグラインドボーン...

英国音楽は尾高

数日間サボって周回遅れになっていたプロムス観戦、何とか追い付いてきたようです。今日は8月5日、我が尾高忠明が古巣BBCウェールズ管を振ったオール・イギリス作品のプログラム。 8月5日 ≪Prom 26≫ ウォルトン/「スピットファイア」前奏...

プロムスのオルフェオ

プロムスでは毎年のようにオペラの出し物があり、ワーグナー、ヴェルディ、ブリテン、リヒャルト・シュトラウスのアニヴァーサリー・イヤーは多くの全曲演奏が楽しめました。 その意味では今年は比較的大人しく、全曲演奏は2曲だけ。その最初が4日に行われ...

マクミランの傑作

前回に続いてランニクルスが振る大作を聴きましょう。 8月3日 ≪Prom 24≫ サー・ジェームス・マクミラン Sir James MacMillan/交響曲第4番(BBC委嘱、世界初演)      ~休憩~ マーラー/交響曲第5番  BB...

ランニクルス、ヴェルディを振る

今日も2本目のプロムス試聴記。BBCスコティッシュと巨匠ランニクルスが連日登場しますが、初日はヴェルディの大作でした。 8月2日 ≪Prom 23≫ ヴェルディ/レクイエム  BBCスコティッシュ交響楽団  指揮/ドナルド・ランニクルス D...