強者弱者(34)
除隊兵 廿五日頃一年志願兵を除きて満期義務兵皆除隊。制服制帽の身に寸分の隙なく塵一つ止めざるは天晴武者振り、特に私費を以てしつらへたりと覚ゆ。古き鞄に土産の絵巻もの、記念撮影の写真など束ねて、茫然と街上に歩を運ぶさま無帯剣とはいへ、昨日の...
昨日の勤労感謝の日、二期会公演のリヒャルト・シュトラウス「カプリッチョ」を観てきました。二組のキャストが其々二公演、計4日間開催の最終日です。私が観た回の主な配役等は、 伯爵令嬢マドレーヌ/釜洞祐子 伯爵/成田博之 作曲家フラマン/児玉和弘...
11月の読売日響は、同団名誉指揮者のロジェストヴェンスキー月間です。2種類のプログラムを2度づつ演奏して計4回。方やチャイコフスキー、此方シュニトケという、東京がロシアの冬景色に覆われる一ヶ月です。覚悟はよろしいか。 てな訳で、前半のチャイ...
今回からニューヨーク・フィルの第113回シーズンのプログラムです。ミトロプーロスが音楽監督に就任4シーズン目に当ります。 1954年10月7・8・10日 カーネギーホール ウェーバー/歌劇「魔弾の射手」序曲 バッハ=ミトロプーロス/幻想...
NHK音楽祭の4種類あるプログラムのうち、3番目のものが放送されました。ライプチヒの名門、ゲヴァントハウス管弦楽団がライプチヒに所縁のある作品を演奏します。11月4日、NHKホールでのコンサートを収録したもの。 これは文句なく素晴らしいコン...
昨日、ロンドンはメイフェアーのクラリッジ・ホテルでおこなわれた毎年恒例のレーシング・アワードの結果を発表しましょう。 この投票、去年は書いていませんが、一昨年の日記で触れています。 今年のホース・オブ・ザ・イヤーは誰も異論が無いでしょう。そ...
N響の首席客演指揮者プレヴィン指揮の2回目は、10月23日にNHKホールで行われたC定期の放送です。そもそもC定期は名曲路線という方針だったと思いますが、昨今のN響は全てが名曲ばかりで、シリーズ毎の棲み分けはほとんどなくなってしまった感があ...
前回紹介した1954年4月のアメリカ・ツアーから帰った直後のシーズン定期の続きです。 1954年4月15・16日 カーネギーホール バッハ/組曲第3番 ヴォーン=ウィリアムス/タリスの主題による幻想曲 プロコフィエフ/交響曲第5番 ...
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