カテゴリー: 自然

ムラサキケマン

ムラサキケマンと言えば、ウスバシロチョウの食草です。子供の頃は毎週のように高尾山で昆虫採集に明け暮れていましたが、そこで出会ったのがウスバシロとムラサキケマンです。 ですから比較的最近になって自宅付近で見つけた時にはかなり驚きましたね。おっ...

カラスノエンドウ

春の野原に普通の植物ですが、都内でも日当たりの良い公園や、側道の植え込みなどで見掛けるお馴染の野草。 私の記憶では青山通りの赤坂見附付近に多かったように思います。 3月頃から赤紫の小花を咲かせ、葉の形から直ぐにマメ科の植物であることが判るで...

オオキバナカタバミ

春に花を付ける野草を続けたいのですが、その前に一つ気になるものを取り上げます。それがオオキバナカタバミ。 未だ肝心のカタバミを紹介していませんが、未だ寒い時期から大きな黄色い花が目立っていたのがこれ。 葉の形からカタバミの一種であることは間...

ショカツサイ

東京の春を紫色に染めるのがショカツサイです。都内を縦横に走る電車の線路脇、この花を見ない場所は無いほどです、と言っても東京特有の現象だそうですね。 ということは帰化植物です。それもかなり年季の入った帰化植物で、既に江戸時代に栽培された記録が...

ヒメオドリコソウ

前回のホトケノザに続いて、同属(Lamium ラミウム)のヒメオドリコソウに登場してもらいましょう。花の時期は同じ、チョッと見た感じも良く似ていますが、慣れてくれば見間違えることはありません。 葉の形は所謂ハート型で、ホトケノザとの違いは一...

ホトケノザ

春は様々な花が一気に開花するので、少しサボっていると紹介する機会を失ってしまいます。 ホトケノザも春の七草の一つ、と言いたいところですが、現在正式に和名登録されているホトケノザは、古来の「仏の座」とは異なります。春の七草に挙げられている仏の...

ハナニラ

いつの間にかハナニラが満開になっています。これも例年より早いような気がしますが、どうなんでしょう。 私が子供の頃、この花はほとんど見なかったと思います。その通り、これはアルゼンチン産の園芸植物。繁殖力が余程強いと見えて、あっという間に増えて...

オランダミミナグサ

ナズナやハコベに交じって咲く春の花にオランダミミナグサがあります。同じように白い花ですが、ハコベよりは背が高いので容易に目に付きますね。 ハコベ同様5弁で先が二つに裂けますが、ハコベほどではないので花弁が10枚ある様には見えません。 名前か...

ナズナ

ナズナの可愛い白花も春先の風物詩。昔から何処にでも生える、誰でも知っている野草でしょう。私も物心付いた時にはナズナの名を知っていました。 春の七草の一つで、七草粥には欠かせません。室町時代からの習慣なんだそうです。 日本中、古代から何処にで...

ミチタネツケバナ

毎朝の散歩でタネツケバナの白い花が目立つようになってきました、と思ったのですが、これがどうやら違うようなのです。 タネツケバナは漢字で書けば「種漬花」。この花が咲く頃に種モミを水に漬けて苗代の準備をすることから付いたもので、農事と深い関係の...

ハコベ

春の花の代表ともいえるハコベが咲き出しました。散歩のときに路傍でも普通に見られるもの。漢字では繁縷と書きます。 ところで何でもないようなハコベが意外に厄介で、分類学ではいくつかの種類に分けられるようです。 いろいろな図鑑類に当ってみたところ...

オオイヌノフグリ

去年の春から秋にかけて散歩の途中で出会った路傍の花を「自然」というカテゴリーで思いつくまま紹介してきましたが、漸く春が巡って来て、今年も様々な花が咲き始めました。 そこで当ブログでも、去年取り上げなかったものを中心に、折に触れて扱っていく積...