弦楽四重奏の旅・第2回

2月最初の演奏会は、3月一杯で閉鎖が決まっている津田ホール。居座った低気圧から吹き降ろす寒風凄まじい中を信濃町に出掛けました。もちろん「エク」の新シリーズを聴くため。 ハイドン/弦楽四重奏曲第77番ハ長調作品76-3「皇帝」 モーツァルト/...

バファート師、9勝目のサン・ヴィセンテ

2月の第1日曜日、アメリカのスポーツ界はスーパー・ボウルに釘付けになります。この時間ばかりは、他のスポーツにとってテレビ中継は鬼門、競馬も例外ではありません。 英国では「Sports of the Kings」、アメリカでは「King of...

今年最初のGⅠは名血コールバックが制す

1月最後のアメリカ競馬は、フロリダのタンパ・ベイとカリフォルニアのサンタ・アニタでG戦5鞍。サンタ・アニタでは今年最初のGⅠ戦も行われました。 先ずタンパ・ベイ競馬場から、最初はエンデヴァー・ステークス Endeavour S (芝GⅢ、4...

日本フィル・第667回東京定期演奏会

1月30日は大寒の真っただ中、首都圏は暦通り朝から雪が舞い、今シーズン一番の寒さになっていました。 日本フィルの今年最初の定期、シーズンとしては前期の最終回の昨日は、そんな気候にピッタリの「シベリウス生誕150周年プログラム」。正にシベリウ...

英国競馬1965(6)

1965年のクラシックは全て紹介しましたが、このシリーズの最後にその他の大きなレース、重要な馬たちを落穂拾い的に見ていきましょう。 古馬のクラシック距離では、先ずエプサムのコロネーション・カップ。前年のセントレジャー馬インディアナ Indi...

英国競馬1965(5)

半世紀前の英国クラシック・レース、最後はセントレジャーです。現在でもそうですが、もうこの時代には既にセントレジャーの人気は凋落の一途で、セントレジャーに勝つことは却って将来の種馬としての価値が落ちると嫌われてきていました。 ダービーを圧勝し...

英国競馬1965(4)

前回に続いてエプサムのクラシック、1965年のオークス回顧に行きましょう。 シーズンが開幕する前の1番人気は調教師のミスで1000ギニー登録を忘れたブラッシア Brassia の8対1でしたが、結局この馬は1マイル以上の競馬を使われることは...

ガルフストリームの3歳戦4鞍

暗澹たるニュースが入っていますが、めげずにいつも通りの競馬日記を続けます。 さて昨日のアメリカは、フロリダとテキサス、東海岸の3つの競馬場でG戦が行われました。今週は西海岸のG戦はお休みです。 今日は最初にタンパ・ベイ競馬場のタンパ・ベイ・...

英国競馬1965(3)

半世紀前の英国競馬、3回目は愈々ダービーです。色々な意味でエポックメーキングだったプレミエ・クラシックを回顧して行きましょう。 最初はシーズン開幕前、2月末に各ブックメーカーが発表したオッズから。この時点での1番人気は8対1で2頭が並んでい...

英国競馬1965(2)

牡馬のギニーに続き、翌日に行われた1000ギニーを回顧して行きましょう。 牝馬の部門でフリー・ハンデキャップのトップに評価されたのは、9ストーン5ポンドで全体では第10位のナイト・オフ Night Off でした。前年のチーヴリー・パーク・...

英国競馬1965(1)

今年は取っ掛かりが遅くなってしまいましたが、毎年恒例の競馬アニヴァーサリー・ネタを始めましょう。半世紀前の英国競馬をクラシック・レースを中心に回顧するシリーズです。当ブログの最大のテーマ。 1965年の英国クラシック展望に入る前に、この年起...