読売日響・第171回東京芸術劇場マチネーシリーズ

読響の11月定期(第542回)は珍しく土曜日に行われ、11月22日は生憎と日本フィルの横浜定期と重なってしまいました。どちらも会員である私としては大いに悩んで、と言いたいところですが、すんなりとインキネンを優先して横浜に出掛けてしまいました...

今日の1枚(206)

次の「20世紀の偉大な指揮者たち」は、EMIの代表的アーチストだったエイドリアン・ボールトです。何れも友人でもあったエルガー、ヴォーン=ウィリアムス、ホルストのチャンピオン、英国音楽の伝道者としても有名ですが、レパートリーは極めて広く、単な...

日本フィル・第302回横浜定期演奏会

あの震災から3年半、予定されていた演奏会が帰ってきました。そう、インキネンが振る横浜定期、2011年の4月にはドビュッシーとラヴェル作品が並ぶフレンチ・プログラムが予定されていたのでした。 しかし御存知のように、原発事故に過敏に反応した海外...

順当だったデルタ・ダウンズの2歳G戦

アメリカの競馬にはオフ・シーズンがありませんが、それでも1年の締めくくりとしてのシーズンはあります。2014年度のG戦シリーズもそろそろフィナーレが近付きつつあり、来週はGⅠシリーズも最終週と言えるでしょう。 その1週前、昨日は4つの競馬場...

サルビアホール 第39回クァルテット・シリーズ

毎年6月と11月は興味深い音楽会が目白押し、特に室内楽は首都圏のホール総動員という印象です。その一つ、鶴見のサルビアホールもフル稼働で、11月の第2週から12月第2週まで5週間連続でクァルテット・シリーズが行われています。 昨日は第12シー...

今日の1枚(205)

ヴァーツラフ・ターリッヒの2枚目。ターリッヒは1883年のモラヴィア生まれで、ヴァイオリン出身の指揮者。日本ではほとんど知られていないと思いますが、1903年から1904年にかけてベルリン・フィルのコンサートマスターを務めています。アルトゥ...

今日の1枚(204)

暫く間が空きましたが、また音盤に戻ります。今回は「20世紀の偉大な指揮者たち」シリーズの5人目、ヴァーツラフ・ターリッヒを聴きましょう。 EMIのシリーズにターリッヒが登場するのは不思議な感じがしますが、敢えて他社の録音を集めた以上は偉大な...

クァルテット・エクセルシオ第10回京都定期演奏会

先週の日曜日、京都でクァルテット・エクセルシオを聴いてきました。京都で彼等を聴くのは初めて、京都を訪ねるのも1年振りのことでした。 エク定期はずっと東京で聴いてきましたが、今年の秋は何かとバッティングするコンサートが多く、残念ながら浜離宮の...

日生劇場「アイナダマール」

先週末、11月15日と16日に日生劇場でオスバルド・ゴリホフ(1960-)のオペラ「アイナダマール」が日本初演されました。私は15日の公演を聴いてきましたが、そのレポートです。 普通なら聴いた翌日にアップするのが私の習慣ですが、翌日から月曜...

デル・マー競馬場の秋/冬開催

この週末は京都に出掛けていましたので、2日遅れのレポートとなります。 11月15日のアメリカ競馬は3つの競馬場でG戦4鞍、GⅠ戦は無く、芝を中心にしたGⅡとGⅢが行われました。 最初はアケダクト競馬場のレッド・スミス・ハンデキャップ Red...

日本フィル・第665回東京定期演奏会

このコンビ、絶好調と言って良いでしょう。日本フィルの11月定期は東京、横浜とも首席客演指揮者のピエタリ・インキネンが指揮します。 東京は同コンビが取り組んでいる≪マーラー撰集≫の5回目、全集ではなく撰集と謳っているのがミソで、ここまで第1・...

今日の1枚(203)

クリュイタンスの2枚目も様々な音源から集めたもので、特に統一感は感じられないディスク。 ①シューマン/「マンフレッド」序曲 ②ベルリオーズ/幻想交響曲 ③ワーグナー/歌劇「ローエングリン」第3幕への前奏曲 ④ムソルグスキー/歌劇「ボリス・ゴ...