アイルランド、最後のパターン・レース

2009年のアイルランド平場シーズン、愈々最後のパターン・レースが行われました。10月26日のレパーズタウン競馬場、キラヴュラン・ステークス(GⅢ、2歳、7ハロン)。 1987年に創設された当時はシルケン・グライダー・ステークスと呼ばれてい...

仏セントレジャー

昨日は京都で菊花賞が行われましたが、フランスのロンシャン競馬場でもフランス版セントレジャーと言えるロワイアル=オーク賞(GⅠ、3歳上、3100メートル)が行われました。ロンシャン競馬場で行われる今年最後のパターン・レースです。 ロワイアル=...

強者弱者(16)

機動演習  陰晴定まらず。郊外の旗亭柹の紅葉美はしきに、紺の暖簾の鮮やかに映えたるもよく、十二三ばかりの少年の甲斐甲斐しく軽装して弁当の菜など求むるさまも悪からず。  二十六日、伊藤公の忌日。大森谷垂の墓前、参詣者跡を絶たず。...

英シーズン最後のパターン・レース

昨日の土曜日、二つの競馬場でイギリスの2009年平場シーズンを締め括るパターン・レースが行われました。 先ずドンカスター競馬場で行われた最後のGⅠ戦、レーシング・ポスト・トロフィー(GⅠ、2歳、1マイル)。 当初12頭の登録がありましたが、...

日本フィル・第614回東京定期演奏会

昨日の定期は凄かった!! 最近好調の日本フィルですが、その中でも抜きん出た出来だったと思います。 何よりプログラムが素晴らしい。ラザレフを以ってしても空席の目立つ会場でしたが、これを聴き逃せば一生の損になりますぞ。この演奏会を聴かずしてプロ...

強者弱者(15)

国賓来る  桜葉落ち尽して、江東人稀なり。公設美術展覧会の出品、世の批評に上る。  日光に初雪あり。国賓を迎ふる季節なり。交際社会頓に色めく。  上野の公園竹の台のほとり、紅白の幔幕うちめぐらして、萬国々旗の色華やかなるに似ず。隊楽の響静か...

ママ・ラザレフ

昨日は日本フィルのマエストロ・サロンに参加してきました。首席指揮者・ラザレフ登場。 天才的なロシア語通訳は、お馴染の小賀明子さん。 サロンがあるとないとでは、定期演奏会の理解に大きな差が出ます。もちろんマエストロによって程度には違いがありま...

レゼルヴォワール賞

昨日、フランスのドーヴィル競馬場でレゼルヴォワール賞(GⅢ、2歳牝、1600メートル)が行われました。 ドーヴィルと言えば避暑地、夏場の開催が世界的に有名で、この時期のドーヴィルが注目されることはほとんどないと思います。 実際、フランスの競...

N響・第1653回定期の放送

ホグウッド指揮のN響定期、3回目の放送は9月19日にNHKホールで行われた第1653回定期でした。次の会とは後先になっているのは、放送の順序がこうだったから。何か理由があったのでしょう。 オール・メンデルスゾーン。それも名曲ばかりが並びまし...

プレアデスQのベートーヴェン・ツィクルス最終回

昨日は晴海、第一生命ホールのSQW2009-2010ガレリアシリーズの2回目を聴いてきました。 このところ週末は聴きたいコンサートが重なってしまい、他にも後ろ髪を引かれる思いの会もあったのですが、連続して聴いている本会を聴き逃すわけには行き...

残念凱旋門賞?

日曜日、ロンシャン競馬場で二つのパターン・レースが行われました。フランスの平場競走も残り少なくなりましたが、これから11月一杯は残されたスケジュールが淡々と進んでいきます。 先ず、コンデ賞(GⅢ、2歳、1800メートル)。イギリスの2歳戦は...

強者弱者(14)

べッタラ市  十九日、べッタラ市。日本橋大伝馬町を中心として、夜は戸毎の高張提灯。江戸時代のイルミネーションなど思ふもをかし。左右田銀行の角より小伝馬町の角に至る間は車馬通行禁止、品よき島田髷、ハイカラも悪からず。たまたま結わたの艶なるをも...