2010皐月賞馬のプロフィール

前回に続き日本のクラシック馬の血統考察。二回目は皐月賞馬ヴィクトワールピサです。 桜花賞馬アパパネがどちらかというと地味な牝系に突然変異のように開いた花だったのに対し、ヴィクトワールピサは勝つべくして勝ったという、正にクラシック・レースを勝...

強者弱者(94)

八重桜  此月の二十日過ぎて江戸川の八重桜、及荒川堤の花開く。桜の名残なり。江戸川の桜は隅田のながめに勝ること萬々なり。花の両岸よりさし出でて水にうつる風情殊によし。  荒川の花見は人気険悪にして不愉快なることども多し。乱酔者の口に任せて若...

2010桜花賞馬のプロフィール

遅ればせながら、日本のクラシック馬の血統紹介です。 今年の桜花賞は2歳チャンピオン牝馬の座についたアパパネが優勝し、終わってみれば順当という結果でした。 さてアパパネの血統を紐解いてみましたが、この牝系からは特に目立った活躍馬は見つかりませ...

復刻版・読響聴きどころ(12)

2007年6月の名曲シリーズはクライツベルクの指揮。読響得意の外人有名指揮者の登場です。           ********** そろそろ6月の聴きどころを始めましょう。順序が入れ替わって名曲シリーズが先になります。ヤコフ・クライツベルク...

オニタビラコ

漢字では「鬼田平子」と書きます。暖かくなって俄然増えてきたのが、このオニタビラコ。都会でも道端という道端、何処にでも見られる雑草ですね。 日当たりの良い場所、裏庭の日陰、それこそ所を選ばず生えてくる感じがします。 黄色が鮮やかな花で、花の直...

強者弱者(93)

蝙蝠  二十日庚申待、宵暗に星影おぼろなる風情、一刻千金といひけんもことわりなり。此頃より黄昏の空に蝙蝠のかけるを見る。蝙蝠と蟇の多きは東京市の特色なり。上野の森に近き町々、殊に其夥しきを見る。春より夏にかけて夕ぐれ蝙蝠の群れ飛ぶこと空に石...

バリーサックスに注目

昨日の日曜日、アイルランドのレパーズタウン競馬場でバリーサックス・ステークス(GⅢ、3歳、1マイル2ハロン)が行われました。 春先のクラシック・トライアルの一つですが、距離から見てもダービーへの最初のステップです。 最初はカラー競馬場のリス...

ニューバーリーのトライアル

金・土の二日間、ニューバリー競馬場の春開催が行われました。土曜日には三つのパターン・レースが行われています。 英国競馬はシーズンが始まると、続けざまに重要なレースの連続です。今のところ火山灰による空港閉鎖の影響は出ていないみたいですけど・・...

強者弱者(92)

蛙の声  雨後、夜静かにして遠く蛙の歌を聞く。幽寂の気身に沁む心地す。蟇の恋する声に後るゝこと四十日なり。蟇の子は既に孵化して春雨のしめやかに降りくらす日、蜘蛛の子のやうに散り乱れて路上に這い廻るを見ることあり。仏家の『夏篭り』など思い出づ...

東京フィル・第785回定期演奏会

このところの異常気象、コンサートに出かける気も失せてしまう寒さですが、気合いを入れて聴いてきました。 私にとっては久しぶりの東京フィルハーモニー交響楽団のサントリー定期です。 いわゆる東フィルは日本でも最も活動歴の長いオーケストラで、今回の...

クラシックはこの馬?

ニューマーケット・クレイヴァン・ミーティングの二日目の目玉は、開催の冠名ともなっているクレイヴァン・ステークス(GⅢ、3歳、1マイル)です。 良馬場の9頭立て、10対11の圧倒的1番人気を集めたのがダンロップ厩舎のエルーシヴ・ピンパーネル ...

ニューマーケット開幕

4月14日、漸く世界の競馬のメッカであるニューマーケット競馬場の平場シーズンが開幕しました。例年のとおり二日間のクレイヴァン・ミーティング。 初日の昨日組まれたパターン・レースは、第5レースに当たるネル・グィン・ステークス(GⅢ、3歳牝、7...